「おんちゃん、四万十かずらを竹篭に使いゆうがですか?」
「そうよ、オマン。仕上げにびっくと(少し)のう」
ちょく、ちょく竹虎の工場にやってくる四万十かずらのおんちゃん、今日もTシャツ一枚で頑張ってます。若い頃からずっと竹ざる作りをやりゆうだけあって、竹編みの技はさすがです。「このまえ、県外から大学の先生が来ちょったちや」手を休ませることなく、おんちゃんが言います。何でも全国をまわって日本製竹ざるや竹編みを研究して、一冊の本にまとめられている方のようです。どんな本なのか見せてもらうと、同じ箕でも何種類も写真が載っちゅうがにビックリ!野菜干しなど日常使いの竹ざるや箕も、所かわったら微妙に違うモノやと感心しきりながです。
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