こりゃあ、たまるか!大きいち、何ち!ビックリたまげるちや!長さ3.6メートル、幅2.6メートル、高さ2.3メートル。超超ビック竹かご、それがこの鰯かごぜよ。自分の小さい頃には近くの須崎漁港に隠れんぼが出来るばあの竹で編まれた大きな鰯かごがあったがですが、そのカゴは、ちょうど腰びくのように丸みのあるかご。
けんど、ここの鰯かごは、四角い箱のような全く違うちゅう形!いやいや、こりゃあ、凄いちや。もう自分らあしかやってない言うて、この道数十年の竹職人さんは、奥さんと、息子さんの3人で力を合わせて、青空の下、もくもくと竹編みを続けます。浜辺で続いてきた伝統の仕事。ふと、沖の方を見たら八代の海に白い波しぶきをあげて船が数隻走りよります。気持ちのえい潮風に吹かれもっちゃあ。こんな竹の仕事に出会えた幸運に深く深く感謝するがです。おおきに、ありがとうぜよ!