黒い竹かごバック

bag.jpg


この黒編み竹かごバックの渋い風合いはどうでしょう。持ち手には鳳尾竹のえび茶色で高級感あふれる光沢。デザインから、本当に細やかな作り込みまで創作する職人の繊細なセンスを感じさせるお洒落バックです。持ち手は、別のバックのものをお客様の注文で別誂えしたものですが、なかなか似合っていい感じです。


梅干しざる

umeboshi.jpg


梅を職人さんに、たまるかゆうばあ沢山もろうた言うて、梅酒とか色々作らないかんと大騒動です。けんど、まあ梅は梅干しが一番ちゃ。ほんで梅干しざる。国産の良いがあを探しゆう人がおったら、やっぱり竹虎にまかせとうせや。この前も特別大きいサイズを作らせてもろうたけんど、小さいがから大きいがまで、いろいろと国産竹ざるを揃えちょります。


竹ビク

bikumeijin.jpg


都会暮らしから田舎に帰ってきて大好きな渓流釣りざんまい。そんな中で自分がつかいやすい、釣り竿だったり、手網であったり、竹ビクだったり、まわりの先輩たちに聞きながら、見よう見まねでつくってきたそうです。実際自分が使って、使って、改良してきた竹ビクだから本物の迫力があるのでしょう。はじめて見てドキッとした10数年前を思い出します。


竹皮編みが違う

onnageta.jpg


もともと自分が履きたいと思って作った竹皮下駄です。桐下部分を焼き磨きにして、さらに渋く仕上がりました。職人の技が光るのは何と言っても竹皮編み。型押しせず、桐下駄の形にあわせて竹皮を編み込む熟練の技には、しばし時を忘れて見とれてしまうほど。


カラン、コロン


夏の散歩には最適の一足です。


縁側のある工房

kakicha.jpg


この工房の時間は大好きです。新しいモノが熟成され生み出されてくるわくわく感がいつもあります。縁側で干しているのは庭にある柿の葉、お茶にしていただきます。アツアツの一服。職人のおばぁちゃんがお饅頭と一緒に出してくれた、あの日のお茶と同じ味。使いこまれた竹ざる同様いい味だしています。


竹の葉サラサラ

takehatori.jpg


サラサラと心地よい音をたてる竹の葉。見渡す限りの竹林にはいると、竹の葉なんていくらでもありそうに思います。もちろん、いくらでもあるのですが、それを一枚、一枚集めようとすると、考えている以上に大変なのです。ためしに1本竹を伐ってみると、これだけ大きく長い立派な虎竹なのに、


「ええっ!?竹の葉少ない!!!」


周りの人たちも口をそろえて驚きます。まあ、しょうがないので、世間話などしながら竹の葉あつめの作業開始です。虎竹茶や、作務衣のページに掲載している竹染めの材料になるんです。


草履

zouri.jpg


フローリング履きとして愛用されている竹皮草履足うらに気持ちいただけでなく、抗菌性や消臭性という竹のもつ自然な機能性もあわせもつ竹林からの最高の贈り物です。草履の鼻緒はハギレを使うものですから、赤、青、緑、黄色、紫...本当にいろいろ。でも、それぞれ熟練の職人が編み上げる逸品。大事にご愛用いただけると嬉しいのです。


遍路杖

henrotsue.jpg


トレッキングシューズをはいたお遍路姿が、緑の山道をのぼってくるがが見え隠れしちょります。虎竹の古里でもある焼坂は昔の遍路道でもあるがです。手には杖を持っちゅうことが多いですが、竹の里で杖というたらコレしかないです。七福神の布袋さんのお腹のように、ぷっくり膨らんだユニークな形が持ちよいのです。布袋竹の遍路杖やちゃ。


高知工科大学

koukadai.jpg


高知工科大学の学生さんの真剣なまなざしに、ついつい気持ちが熱くなります。東京と大阪をテレビでつないでの講義で虎竹の里の話をさせてもらいます。最新のシステムと本当に気持ちのいい美しいキャンパス。ここから新しい高知が生まれる予感ビンビンです。帰りの車の中で考えます。高知って素晴らしいにゃあ。なんとか、もっと活気のある田舎にしたいにゃ。若い人もイキイキ楽しくしちゅうとえい。


「にゃあ」とか


「ちゅう」とか


ネコとネズミみたいですね、土佐弁。


竹の身のオブジェ

sougetsu.jpg


草月流のいけばな展は竹を多用しているので大好きです。観てまわっているうちに、ふと足のとまった一つの作品があります。一見無造作に渦巻き状になっているのは竹。荒削りした竹と節の表情。ふぞろいな繊維の陰。面白い作品だと魅入りました。会社では時に不要だと廃棄している竹の身の部分で、こんなオブジェができるのかと感心してしまいます。


四万十ひのき

manaita.jpg


日本は世界第二位の森林国という事です。そして、そんな日本にあって、高知県は日本第一位の森林県。この古里がこれから活気ある魅力のある田舎になるには、山の元気が絶対に必要だといつも思っています。四万十ひのき、自分たちが竹にかけているように、高知の木にかけている池さん。おなじ山の素材。目利きならではの一枚。びっと(少し)小さいサイズですきに、一人暮らしや二枚目としてお使いください。


いらんかね~

zaruyasai.jpg


さて、先日は東京で声をかけてもらったお話でしたが、田舎ではよく声をかけてもらえます。たとえば、「いらんかね~」という内職のおばちゃん。野菜もっていきや、お茶のんでいかんかね?お菓子はどうぞね?トコロテンつくったけんど、今年はビワがようできたきに持って帰りや。そう言うてもらえるのは、つくづく幸せなことだと思うのです。


ラジオ出演

radio0906.jpg


「早から20分もたちましたかいねえ?」


本当に、まだ3分ばあしか話してないような気分やったがです。ラジオのパーソナリティをつとめられてもう数十年という田村和郎さんの話術は、すばらしゅうてあっと言う間の生放送ちゃ。う~ん、言いたりん。続きはホームページで言いますぞねえ!


竹のそばちょこ

sobachoko.jpg


竹を削って作る蕎麦ちょこ。自然の竹をそのままつかいますので、ひとつ、ひとつ太さや形が微妙に違います。表面の仕上げは上出来なんですが、どうも内側のペーパーが少し粗い...。これではお客様にご案内できません。職人さんには申し訳ないのですが、作業の工程を見直すなど製作やり直しをお願いです。販売が遅くなってしまっていますが、いいものができれば、ビアジョッキなどもご紹介できそうです。


バッタリ

chikurin.jpg


東京に出張でした。銀座線のホームにいると、


「竹虎さん!」


「竹虎さん!」


と声が聞こえます。やっぱり都会はボクにはあわないなあ、空耳まで聞こえてきた。虎竹の里では「竹の声」が聞こえてくるのに(?)地下鉄では人の呼ぶ声か...そう思ってふりかえると、空耳ではなく、先日東京からテレビの取材に来てくれていたスタッフの方でした。何という奇遇!こんな人の多いところでもバッタリなんて事があるんですねえ。いやいや本当にビックリしました。


目打ち?

meuchi.jpg


写真では少しわかりづらいですが、竹専用の竹ノコをつかって目打ちの作業中です。ガスバーナーに通すまえに、虎竹の枝がでていた付け根部分を取り除く作業が「目打ち」。ナタではらっていけば簡単そうですが、それだと美しい虎竹の表皮をはいでしまうことになります。


そこで、竹ノコで付け根に切れ目を少しいれ(この塩梅がむずかしい)、ノコの背中でコンコンとたたいて払い飛ばすのです。どこかで室内装飾などに使われている竹をみかけたら、枝のつけね部分を注目してみてみてください。きっと、同じようにノコの切り目があるはずです。よくよく注意してみないと分からない、竹屋のこだわりです。

ヒールがブカブカ?

takefumi.jpg


いつでもお手軽にできる健康法として昔から愛用されてきたのが、青竹踏みぞね~。足の裏は第二の心臓といわれるばあ、細かい血管が集中しちゅうそうですが、とにかく、この痛キモ感は一度体感するとやめられんちゃ。


先日、あるブログで紹介されてから、たまるか言うばあ、こじゃんと注文をいただきました。あんまり沢山のお客様が来られるきに、どんなブログかと思うて読ませてもらいましたけんど、元スチューワーデスの方が書きゆうがです。仕事の合間に青竹踏みをフミフミしたら、なんとパンパンで履きづらかったヒールの靴がブカブカで脱げそうになる!!!!!


すごい!!!


それっぱあ、ムクミが取れるとの事やったです。


愛用の脱衣かご

datsuikago.jpg


愛用といっても、もったいなくて、日常使いにはしておらず、どちらかと言うとオブジェのような存在の脱衣かごです。ニューヨークの超有名宝石店T社の作品を、竹で創作されていたアジロ編みの巨匠、渡辺竹清先生からいただいた逸品。惚れ惚れしながら、眺めたり、触ってみたり、裏返してみたり、かれこれ、もう10年以上こんな状態でしょうか...。


柿渋染め?

sumikago.jpg


できるだけお求めやすいように、竹が無駄にならんように材料とりして、しっかり編みこんじゅう黒染め角かご。これが、簡単な編みのように見えて、なかなか手間がかかっちょります。けんど、なんというたち、深みのある黒い染め色がミソ仕上げに柿渋を使うて、染めては乾燥、染めては乾燥と2回やっちょります。


ラジオ生出演

takenosato.jpg


高知の人なら誰でも知っちゅう「ワローのごきげんワイド」というラジオ番組があるがです。今日の午後3時ばあから、そこに生出演させてもらえる事になったちゃ!大賞授賞がひとつのキッカケになって、本当にありがたいと思うちょりますけんど、この日本唯一の虎竹の里のこと、自分らあでないとできないこと、これから目指す「竹のある暮らし」のこと、話せるばあ言うてきますきに、ぜひ、聴いとうせや~。と、言うても聴けん方が多いけんどねえ...。また、メルマガで報告しますぞね!


竹虎ゴールド

takewashi.jpg


虎竹から和紙を作っちょりますけんど、これが、なかなか大変ながです。できた竹繊維が短いきに竹100%やったら、耐久性にびっくと難あり。こんどの竹和紙はウチワらあにも使いたいですきに、漉きあがった風合いも大切にしながら試行錯誤が続きよります。紙メーカーの人が「竹虎ゴールド」とよぶ上品な黄金色の竹和紙。もう6月やけんど夏に間に合うろうか?


梅干しざる

umezaru.jpg


知っちょりましたか?梅干しは土用の頃の晴れ間をみて干したら、梅の風味がまして、こじゃんと美味しゅうて色もえい梅干しができるがぜよ。ほんでから、そんな土用干しに大活躍するがが、この梅干しざる。ざるやったら、まかしちょいてやあ~。今年は、とにかく頑丈で、縁も二重巻きにした特大サイズ。たっぷり干せる70センチを作りました!値段は少々高めですけんど、国産ざるの本当にええもんをお探しやったら、ボクも自信をもってイチオシする梅干しざるじゃあきに。