ワイヤー?

ワイヤーやロープではありません、これは竹ひご。竹細工で一番重要で難しいのは竹ひご取りですが、これが上手くできないと花かごもザルも良いものができません。竹かごを作った後の余った竹ひごは丸めておいておくのです、こうして壁には虎竹や白竹の色々な幅のヒゴが並びます。

心づくしの竹灯り

唐揚げの美味しいそのお店には、ビルの二階で営業していた頃から通っています。もう数年前になりますが郊外の幹線道路沿いに一軒屋として移転オープンしてからも大人気、夕刻には待たずに入れることはないくらいなんです。軒先でふと見ると店主の心配りをしのばせる竹の灯りを見つけました。料理も一段と美味しくなるようです。

梅干しざる

そろそろ土用の丑の日。飲食店やスーパーのPRなどで、うなぎを食べる事はみなさんご存じなんですが、土用に梅干しを干すというのは意外と知られていない気がします。この時期に梅干しを干すと風味がまして美味しく色づきもよい梅干しができると言うことで昔から「土用干し」といわれ、大振りの浅い竹ざるをご用命いただくのです。お父さんが先生だったという熟練の竹職人さんも梅干しざる作りに大忙しです。

相撲大会

夏祭りでひときわ賑やかな所をのぞいてみると、ちびっこ相撲大会の決勝戦。両者とも真っ赤な顔で息をあらげて押しつ、押されるの白熱した勝負の真っ最中でした。思いがけず、なかなかの名勝負を見せてもらいましたが、土俵の四隅に立てられているのは竹。新築予定地でも同じように竹をたててるのを見ますが、こういう何気ないところにも竹は昔から使われている本当に身近なものだという事を改めて思います。

40年、インターンシップ

山で竹を伐る職人、山出しされた竹を選別する職人、竹をバーナーの火であぶり真っ直ぐに製竹する職人、枠組する職人、四万十上流でカズラを集める方、そしてそれらを組み上げる職人、それぞれの手がとぎれる事なくつながって一台の虎竹縁台が生み出されていきます。40年のロングセラーの工程を、ずっと続いてきた当たり前の仕事を、若い学生さんに見てもらえることは嬉しい事です。

ナファ生活研究所

竹布の開発をされるナファ生活研究所の相田さんが虎竹の里に来られました。竹繊維は吸湿性、抗菌性、抗帯電性、消臭性など機能的なことが言われる素材ですが、それ以前に「竹」というだけですでに魅入られているところがあります。竹を愛する方との時間が過ぎるのは本当に早い、早い。

冷房の効きすぎるオフィスで

レッグウォーマーなんか暑い夏にあまり必要とはされていないように思っていましたが、いえいえそんな事ありませんでした。空調の効きすぎるオフィスが結構あるようで、夏の冷房対策にパッケージの変わった竹布のレッグウォーマー、アームウォーマーが活躍してOLのみなさんに喜んでいただいています。

これ、虎竹?

昭和29年創業といいますから古いです、高知でずっと親しまれてきた名物居酒屋「とんちゃん」、名前から分かるように豚料理が美味しくて有名なお店です。帰り際に箸立てを手にとって
「これ、須崎の竹虎で買うたがやき、虎竹やお?」
と店員さんに聞かれました。確かに模様が入っていて虎竹に似ていますが、これは人工的に模様をつけた図面竹という違う竹なんです。模様をつけるのに手間暇かけた銘竹のひとつですが、年期が入っています。長い間お店で可愛がっていただけているようで幸せな気分です。

この大きな竹製の箕は農家での作業にかかせない生活の道具なのです。お茶や、ソバ、山菜の選別などに重宝されているのですが一番の特徴はこの持ち手部分。ワラとシュロで補強されていて丈夫な上に、本当に持ちやすく出来ています。かなり大振りなサイズなのに扱いやすく感じるのは、こんな工夫のせいなんです。

バック持ち手

竹根の持ち手と一言にいってもオーソドックスな丸型、U型、D型、楕円型から角型、松の葉型、菱型、帽子型など実にバリエーション豊かです。色もナチュラルから黒く色を付けたものまで揃っていて手作りバックを楽しまれる方も、あれこれ迷ってしまいそうなくらいなんです。

道の駅「とおわ」にて

四万十沿いに車を走らせていくと1周年記念行事の準備に忙しい道の駅「とおわ」に通りかかりました。沢山のテントが張られて、人と車があっちへこっちへ、ワイワイやっています。店内にはすでにお客さんが入っていて、ちょっとしたバーゲンセールのような賑わい。
さて、そこで、ハッと目に付いた竹虎Tシャツ!実は高知では最大手のスーパーの方。今日はこちらのお手伝いにやってきているそうです。いやいや、思いがけない事で感激しました。

蚊よけ

この季節、晴れ間をみて竹林に入って行くと、腕といい、足といいアチラコチラ蚊にさされてもう大変です。こんな時、頼りになるのが竹酢液。スプレーがなかったのですが、自分などはもう慣れていますから、そのままミニボトル指につけて腕や足に塗りつけて蚊除けにするんです。網戸にスプレーしても蚊が寄りつきませんから、よほど嫌いなニオイなんでしょう...。