虎竹の製竹作業が続きます。ガスバーナーであぶって油ぬきをしたばかりの熱々の虎竹を、専用の矯め木を使って曲がりを直していくのです。熱された竹はまるで飴細工のよう、職人の思うままに曲がり1本のまっすぐな虎竹になるのです。
トコロテン
今年もトコロテンの美味しい季節がやってきました。ダイエットか何かで一躍脚光をあびた感がありますが実はなにを隠そうボクは小さい頃から大好き。高知ではウドン汁にショウガ、ゴマをふって食べるのが一般的なんで、全国的にそうかと勝手に思っていましたが、どちらかと言うとマイナーな食べ方みたいです。
好物のトコロテンですが、これもあまり買って食べると言うことはありませんでした、近くの方がテングサ集めて煮てつくった自家製のものをお裾分けしてもらうことが多かったです。竹のトコロテン突きを見ていると、あのおばちゃんに頂いた、トコロテンの味を思い出してきました...。
今までの青竹踏みで満足できない方へ
通常の青竹踏みは直径の太い孟宗竹で作っていますが、ヘビーユーザーの方の中にはコレでは足が慣れてしまってご満足いただなくなった方もおられるようです。
そこで、土踏まずにインパクトのある刺激を感じていただくために直径約5.5センチくらいの真竹で竹踏みを作りました。今までのモノと比べるとかなりサイズの違いは一目瞭然!最強の竹踏みという意味で、その名も「踏王」くん。なんかゴツいネーミングですが「ふみお」くん、と読みます。
渡ってゆく風
竹のボディに、最高級竹炭を内蔵した竹の空気清浄機「竹風」。自分たちが竹林で感じる何とも心地よく渡ってゆく風を少しでもお伝えできればと思って名付けました。雨がおおくなる季節、締め切ったお部屋でお役立ていただけたら嬉しいです。
玉入れかご
運動会と言えば秋のイメージが強いのですが、今頃の季節にも行われる事も多いのです。玉入れ競技につかうカゴ、最近は竹素材でないものも見かけますが、やっぱり玉入れといえば竹かごです!
通常よりかなり大きめの玉入れかごの注文をいただいてました。出来上がってみると、かなりの大きさ、投げいれる玉もおおきいのだろうか?通常サイズと見比べながら話ています。
びわ
虎竹の里は海に面した温暖な気候なのでポンカンや文旦など果実の栽培も盛んです。先日、太い孟宗竹を焼いて作った竹炭の皿に近くの方からいただいたビワが飾られていて「もうこんな季節になったか...」と感じさせてくれますが、他にもその時期の野菜だとか山の幸、海の幸、色々いただけて自然だけでなく、人情味豊かなところでもあるのです。
竹炭の小枝
通常の竹炭は太い孟宗竹を割って平たくしたものを焼き上げているのですが、工場でできる細いサイズの竹を竹炭にすることも多くなりました。
丸竹のまま高温の土窯で竹炭にして飾り竹炭にしたり、もっと細いものは竹炭マドラーとして使います。
竹は中が空洞で割れやすく取り扱いに注意が必要なんですが、自然な曲がりや節など自然そのままの面白みがある竹炭になります。
隠れた名店
お店の前まできて、すぐに足が止まります。黒竹をズラリと並べた天井は渋い趣をかもしだしています、繁華街から少し離れたお店ですがこれは料理も美味しいはず…。運ばれたきた魚、お寿司は、そんな期待を大きくこえて応えてくれた居酒屋さんでした。
炭の玉
マイナスイオン効果が高いと言われるサンスベリアを頂きました。虎模様の葉っぱ、別名「虎の尾」と書かれていますので竹虎にピッタリ!そしてよく見ると炭の玉が敷き詰められています、吸水性、通気性、保水性にすぐれ室内のホルムアルデヒド等有害な化学物質を吸着除去する効果があって、さらにマイナスイオンを増やす効果!まさに癒しの観葉植物になりました。
鯉のぼり
眼下の街が見渡せる絶景のお宅には、
気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり。
「立てているのは竹かなあ…?」
近づいてみると
何かの間伐材のようでした。
長い孟宗竹を使うことも多いのですが
意外にまっすぐな竹は少ないので
結構あれこれ選んで伐ってもらった覚えがあります。
手作りの趣味
虎竹や黒竹、女竹、時には煤竹などへの個人のお客様のお問い合わせが結構あります。花かごや、ちょっとした小物を創作される方、竹笛を作って演奏される方、釣り竿、竹筆、玩具、杖、家具手作り…作られるモノは色々の様ですが手作りの趣味を持たれている方の多さを感じます。
ジャパンフラワーフェスティバル
ジャパンフラワーフェスティバルin高知では様々な花のディスプレイやフラワーアレンジメントがあり会場は大盛況でした。花は本当に一の心をなごませる不思議な力を持っています。竹をつかった造形もいくつかありましたが、やはり青竹の清々しさは格段、一陣の風が吹き抜けるような心地よさです。
大きな米ざる
そもそも造り酒屋さんなんかで使用されていた事もある米ざるは比較的大きなざるなので、高知で「お客」とよばれる近所の方が集まる宴席では洗った食器を干すのに大活躍していますが、通常は一般のご家庭で使われることはあまり多くないサイズです。しかし、その米ざるより遙かに大きなサイズのご注文がきました。業務用とのことですが一体どうやって使うのでしょうか...?
ムシムシしてきたら
暑い日は夏のような気温の今日このごろ。お父さんのムレムレ革靴には、そろそろコレが必要な季節です。竹の消臭効果に改めてビックリさせられる竹のインソールなのです。
杉皮の門セット
天気がよくなった今日は門セットの施工です。太い焼き柱を立てた上に、杉皮を何枚も重ねた屋根をのせて固定していきます。古く年期の入ったものは格別の趣があっていいものですが、こうして焼き板木戸を取り付け、虎竹の四つ目垣も完成した真新しい門セットは、やはり気持ちがいいものです。
煤竹の入ったバック
根曲竹の手提げバックができました、竹ヒゴの色が違っているのは煤竹が入っているせい。煤竹は囲炉裏の煙で長年いぶされて出来る竹なので太い竹のものもあれば細い竹だってあるのです。編み目に表情がでて面白みのある手提げバックです。
合格箸
熟練職人の手技で削り出された、先端まで美しい五角形の竹箸です。見事な五角(ごかく)の語呂合わせで合格箸なんて洒落てみました。しっかりした持ち味と無塗装で仕上げた自然な感じが意外なほど手になじむ五角夫婦箸です。
これは、驚き
写真の左にあるのは、ほれぼれしてしまうような、上質で身の厚い立派な孟宗竹。これを手の感覚だけで右の細さにまで削りだして1本の竹箸に仕上げていきます。この材料の大きさ一つとっても職人の技術の凄さが伝わるのではないでしょうか?
5月の風
青い空、若草萌ゆる山々、窓をあけると初夏の風が気持ちいい季節になりました。
ところが、時折ピュ~と強い風、書類がヒラヒラと舞う事務所...
そんな時にしっかりメモ用紙を守ってくれる虎竹ペーパーウェィト。随分まえに見つけて購入した虎を彫り込んだお気に入りのヤツと一緒に愛用しています。
竹のブランコ
竹に囲まれた工場にお伺いすると、軒先につるした竹のブランコで子供が楽しそうに遊んでいました。こんな、素朴であたたかい遊具をみると心あたたまります。
黒七味
不思議な香りと味の七味をみつけました。うどんや蕎麦だけでなくて色々な料理にパラパラっといけそうな香辛料です。十三代続く原了郭という有名なお店のものと言うことです。八角形の竹製容器にふと手に取りましたが、気にいりました。
太い竹根
先日お客様から、「竹を伐りすぎてなくなりませんか?」というご質問をいただきました。竹は毎年はえて、わずか3ヶ月で親竹と同じ大きさに育ちます。ですから、使いきれない(伐りきれない)ほどある、というのが正直なところです。
葉っぱから根っこまで使えるのが竹のよいところでもありますから、この有効利用をもっと、もっと考えてもいいと思っています。
街角にて
久しぶりに訪れた古い町並みは前と変わらず美しく、時代劇のセットのようです。記憶をたどりながら歩く裏通りで見かけたホースを格納する箱?でしょうか。黒い格子窓に似合っています、ここでも竹が活きていました。
シダ編み職人との午後
シダ編み職人さんの素晴らしいところは、これだけの技を持ちながら今なお「もっと良い物を」「どうしたら喜んでもらえるか」を常に考え続けているところです。材料を取りに行く苦労もさることながら、シダは下準備をした後は材料が硬くならないうちに手早く編み込みをしていかねばなりません。ストローのようなシダを美しく仕上げる努力は大変なものだとお話を聞くたびにつくづく感じるのです。
この名人芸を継承できる職人さんは今のところ育っていないと、少し寂しそうですが自分の使っているシダ編みかごがそうであるように、自分自身の作ったモノも50年、60年と人に使ってもらえる喜びだが、この職人の手を動かしているんです。
本当のモノづくりを語れるいい午後をすごせて今日も幸せです。ありがとうございます。
竹のハンドル
高知は刃物の産地でもあります。土佐刃物のメーカーさんにお伺いすると工場は活気がみなぎっています、新しいナイフのハンドルに竹の集成材を色々と試作されているとの事。手にとると竹特有の繊維のラインがとてもキレイだと思いました。
頭スースー
社員の中にも愛用者の多い竹炭タップリ3キロ入った枕です。最近、お陰さまでお客様からのお問い合わせや、ご愛顧頂くことが増えて品薄気味が続いていました。しばらくお待ち頂くこともあるほどでしたがようやく出来上がってホッと一息ついています。