昨日は、竹と和食はきってもきれない関係だと言いましたが、お正月などの節目や季節の行事でも竹は多用されています。竹は昔から日本人の身近にあって暮らしにとけ込んでいた素材なのです。お正月用品のならびはじめた店頭から…。
自然酒庵
出張に出ていた店長がおもしろい店に行ったとパンフレットをもらってきました、その名も「虎竹」、名前に竹がついているだけあって竹の小道具が多用されていたそうですが和食と竹というのは切っても切れない関係なのです。
竹の根まで
ボクは毎日のご飯に竹根を加工したお茶碗を使わせてもらいっています、軽くて手触りがよくて本当に気にいってます。竹は、幹の部分はもちろん小枝は箒や穂垣などに加工できるし竹根も写真のような小物入れなどにも色々と加工できて上から下まで無駄がないのです。
技あり一本
エレベータからおりたすぐ前の坪庭もこんな竹の造形ひとつで見違えます。一本の竹のようですが実は割れやすい竹の耐久性を高めるため芯の孟宗竹を細かく割った白竹で巻いているのです。技あり一本です。
天然竹炭洗剤
テレビ放映以来、沢山の方に知っていただくようになりました竹炭の洗い水の原料は竹炭と竹炭の灰。竹炭を釜で煮出してつくる天然アルカリ洗剤だからお肌の弱い方にも安心して使っていただける洗剤、部分洗い用のスプレーなども使っていますが本当に重宝しています。
白竹の美しさ
竹を数本まとめて入れられるように円柱形に設えた細長い窯で青々としたマダケの油抜き作業をします。もうもうと湯気のあがる中一本づつ熱湯から取り出されたマダケを職人が数人かかりで丁寧に拭きあげるこの作業を湯抜きといいますが、好天気の続く今頃からの季節、工場に立てかけて天日に晒して白竹の完成です。この白竹をつかった昔からの定番の買い物かごや盛りかごなどこうして並べているのを見ると、その美しさに惚れ惚れしてしまいます。
年期入ってます
その地下一階にある居酒屋さんにはじめて行きました。縄のれんをくぐると虎竹の袖垣。正面に、あそこに、ここに、客席の間仕切りに、通路の仕切りに色々使っていただいているのです。ひとつ、ひとつの袖垣は年期を感じされるツヤが光ります。とても嬉しい夜でした。
竹のある街
最近、都会で竹をみかける事が多くなったように思います。室内での竹の造形あり、室外の庭の植え込みあり、東京など海外からのお客様も多いですし竹で日本を感じていただくことができると思っています。
新竹が入荷
そろそろ新竹が入ってくるようになりました。トラックから竹をおろし加工しやすいように色々な決まったサイズに切断していきます。竹のほのかな甘い香りに工場が包まれています。
墨絵
荷物を整理していたら見事な竹が描かれた扇子がでてきました。さがしていた夏の間は見つからなかったのに…。「傘を買ったら雨が止む」というマーフィーの法則?みたいです。
ゴツゴツした手
何年も何年も使い込まれたものでないと醸し出せない深い味わいに目がとまります。お伺いさせてもらった農家さんで見かけた竹ざる達をみながら職人さんのゴツゴツした手を思いだしました。
躍動感
竹が踊っている、笑っている。生け花で様々な表情が変えられる竹の寸胴は楽しいモノです。
「油や」にて
長野駅前にある宴席「油や」。こには前々から一度見たかった小出九六生さんの作品があるのです。お店に入った正面奥に小さくみえる作品、遠くにあるのにその部分だけが後光がさしたように見えるのは、そこがガラス面に面しているからだけではないようです。一歩また一歩と近づくごとに物凄い迫力でせまってくる竹の造形に圧倒されました。
青竹のお出迎え
広々としたエントランスにあしらわれたマダケの林が心地いい長野の竹の大会です。竹林をすりぬけた正面には、こちらの美しい山なみを模して作られたという竹垣の優雅な曲線を楽しむことができます。清々しい青竹のお出迎えに心あたたまります。
虎竹の灯台
全国竹の大会も今回で48回をかぞえる歴史のある会です。今回は長野で開催されていて自分も参加させていただいています。それにしても長野は趣のある名店が多いように思います、古い歴史と文化のなせるわざかもしれませんが入り口の両脇にそびえたつ虎竹の塔が出迎えてくれる日本料理「さがみ」も素晴らしいお店。創作された小出九六生さんの生み出す数々の作品にはストーリーがあります。この作品は仕事で疲れた方が癒しを求めて立ち寄る港の灯台だと言われました。前に小出さんの出版された本に感動して会社にお会いさせていただいた事がありますが竹に打つ込む姿勢はカッコイイです、こんなに竹を好きになれるか、深く感じることができるか自問自答しています。
風林火山
長野といえば大河ドラマで話題の川中島の合戦場としても知られています。さすがに南国土佐と比べると冷え込む信州路をいくと…発見!虎竹のみの虫かご、作った職人さんも懇意にしていただいてる方なので余計に感激してしまいました。遠く見知らぬ土地なのに、急に身近に感じてしまいます。
カズラ
縁台の黒竹をくくりつけたり、袖垣の竹格子を組んだりするのに使うカズラは四万十川上流域のものです。数年間ねかしたものは固く乾燥しています、これを水にもどして柔らかくして使っていくのです。
天井をみあげれば!
雰囲気のいいトイレです。なんか落ち着く空気がただよっているのはどうして?どうやら天井の渋い趣が…と思ったら黒竹をあしらっているではありませんか。なるほど、ナットクです。
和箒
店内には沢山の箒がいっぱい、こうして見ると箒も草の種類からサイズから様々。掃除機では取れないほこりがよく取れるとフローリングのお宅でも箒を愛用される方は多いのです。竹と箒草、竹と棕櫚(しゅろ)、虎竹ならではの箒もできればいいなと思っています。
いい夫婦の日
毎月22日は夫婦の日なんですが今月11月は語呂合わせで「いい夫婦の日」という事らしいです。竹虎でも夫婦箸の箱のリニューアルにあわせてお買い求めやすい竹の夫婦箸あわせて少し種類もふやしてみました。
金明竹
近くにスーパーがオープンしました。お祝いの花にまじって金明竹の鉢植え!黄金色と緑のコントラストの美しい珍しい竹です。工場の近くの川岸にも少しだけ生えていますが虎竹同様やはりどこでも育つものではないようなのです。
年月が生み出した竹
藁葺き屋根は町中ではほとんど見ることがありませんが、山間部にいくとまだ少し残っているところがあってその美しさに思わず写真を撮ってしまうこともあるのです。この藁葺き屋根の防虫等に役立っているのが囲炉裏からでる煙、昔の住宅は本当によく出来ていたものだと思います。そしてその煙に何十年、時には百数十年もあぶられて自然な色つやになった竹が煤竹です。年々少なくなっていく竹の高級素材、渡辺竹清先生のバックにはこんな希少価値のある竹が使われています。
お箸にお名前を刻印
虎竹男箸にはお名前を刻印させていただいています。ところが最近は女箸にもお名前を入れて欲しいというご要望がふえてきました。男箸は幅広で問題なかったのですが細身の女箸に刻印となると画数の多いお名前の方は文字が細くなり読みづらくなりそうです。あれこれ考えた末、ご相談させていただいてひらがなでお名前入れさせていただくようにしています。
ここにも竹
竹が見直されてきたいい時代だと思いますが、そのせいでしょうか?最近、室内装飾に竹を使ったお店が多いような気がします。こちらのお店にも木と染めた竹を交互につかって広い壁面をうまく飾っていました。ウチから出荷される虎竹や黒竹なんかも全国のお店でこのようにお客様の目を楽しませているのでしょうか…。
ぶらり男の一人旅
ちょっと足をのばして気ままな一日を過ごしてみるのもいいものです。いつも見過ごしている普通の風景の中に新鮮な発見があって自分でもびっくりするような事がありますが、そんなプチ旅行につれだしたい籐のショルダーバックがあります。デジカメ、携帯電話、手帳や地図などコンパクトに収納できる頼りになる相棒です。