たまたま出くわした夜のバンブードーム。和紙を貼って内側からライトで照らしているので中に入ってみるとちょっと不思議な感じです。写真では少しわかりづらいですが和紙には竹の葉がすきこまれています。
その蕎麦屋さんは有名だそうです。昔の古い民家を利用して新しいお店を作ったと言うのではなくて、本当に昔からその民家の座敷をつかって蕎麦を出し続けているそんな、ちょっと風格の違うお店。込み入った住宅地にしては広くとっている駐車場には県外ナンバーの車がズラリ「2~3時間かけてやってくるんです」案内してくださった方の後ろには、これまた年期の入った竹垣。やはり風格が違うのです。
とても丈夫な竹で作られたバックですから毎日、日常使いしていただきたいのですが特徴はなんといっても持ち手。若く柔らかい新竹を使って縄のように編みあげています。ちょっと目にはとても硬くで握ると痛そうにさえ思えますが実際持ってみると意外にソフトで手に馴染みます。この根曲竹手提げバックも職人さんがお一人だけ、だからなかなか商品ができません。
高さのある黒染めの花かごは緑の葉ものがよく映えます。日頃忘れがちな野に咲く草花を投げいれる「ゆとり」、ちょっとのことで生まれるものです。
かっての代官屋敷という趣のある建物にズッーとのびる竹垣を見たくてやってきました。でもどうやら垣根をやりかえてばかりのようです、このあたりは素晴らしい杉を産出する土地でもあるということで杉皮を張った立派な垣根が続きます。山間の杉の町にはこんな垣も似合います。
数寄屋草履には鼻緒がクロスになったタイプもあるのです。つっかけのように靴下などを履いたままでもサッと履ける竹皮をつかった迫力のある太い鼻緒がおもしろいのです。
お茶席に使用する数寄屋草履は、裏表に竹皮を貼りあわせた作りで鼻緒も竹皮でしっかりと太めに作られています。竹皮の鼻緒は少し硬めで慣れないと履きづらい事もあるかも知れませんが落ち着いた雰囲気でわびさびの世界には欠かせない草履です。
大きな竹炭の皿は、簡単なようで実は焼くのが難しく割れたり、ソリがあったり、カケや色合いなど色々と厳選していくと商品になるのは本当に少ししかありません。お客様から頼まれて作らせてもらった竹炭皿30センチのサイズは今までの15センチに比べて料理も沢山盛ることができて更に使い勝手がいいようなので定番商品に載せることにしたのです。
今日は雨。工場では何をしているのかな?サイズに切りそろえた虎竹を均等な幅に割っています。ランチョンマットのワンポイントなど色々な竹細工用のしたごしらえなのです。
土用の丑の日を前にして出来上がってきたこのカゴ、一体何に使うのかというと…勘のいい方はもうお分かりのように、そう、ウナギをいれるウナギカゴなんです。虎竹の里から30分ほど走れば四万十川上流の川があります。昔ほどではないにせよ、こんな大きなカゴがいる位まだまだ天然のウナギもいるようです。
竹の集成材を初めてご覧になったかたは、その木肌の美しさに驚かれる方が多いのです。竹といえば節があって中が空洞で…というイメージですからこんな一枚のきれいな板状になるというのがビックリのようです。さらに持ってみてその重さにも目をパチクリ、集成材にすると竹のしなやかさとは又ちがった堅くて家具にも最適な一面を見せてくれます。
丈夫な根曲竹でできた角かご。ちょっと大きめのサイズと角ばったユニークなデザインは市場かごのようにスーパーへの買いだしにもいいけれど野菜カゴとして使っても絵になるなあ...根曲竹角手提げバックを手に持ってみたり、ながめてみたり惚れ惚れしながら思うのです。
高層ビルがたちならぶような都会でも注意をしていると竹のあしらいは色々なところで青々とした緑とあいまって見かける事ができます。コンクリートに囲まれた中でほっとくつろげるオアシスです。
先日ご紹介した竹炭枕おひるね君。適度な硬さで夏の休憩にはもってこいなんですが、中身はこんなポリビーズと竹炭粒なのです。テレビ見るときにも重宝していると言う方もいます、だからテレビ枕なんて呼んでいるそう...。
もう十数年工場で使っているこの竹ほうき、よく見ると虎竹の柄がついています。ほうきの柄に虎竹?と少し驚くかも知れませんが実は虎竹にも色づきによって1等、2等とランクがありますから色づきの悪いものは様々な商品に使われるのです。最近はあまり見かけなくなった虎竹柄の竹ほうき、値打ちものかも…?
人気のちょいワル雪駄に、ソフトな顔立ちと軽快なフットワークがウリの弟分、ちょいワル雪駄ライトが登場しました!早くも話題騒然か!?
竹根でつくられた味のある印鑑を見せていただきました。うーん、渋い、いつかはこんな印鑑が似合うようになりたいと思いました。
梅雨らしいジメジメとした日が続いていますが、こんな湿度の高い時に床下で湿気を吸い取り、乾燥する時期にはきだすという、まるで生き物が呼吸をするように働いてくれるのが床下調湿竹炭なのです。竹炭をそのままバラで入れる場合と不織布にはいったタイプのものとがありますが高温多湿の日本では昔からお寺や寺院などの床下にも炭が活用されてきました。一見新しくみえる住宅への炭の使い方も実は近年見直されてきたというだけの事なのです。
竹炭枕にニューフェイスが登場です。適度な高さと硬さの四角いタイプ、ちょっと横になりたい時に重宝しそう。よろしくお願いします、おひるね君。
連峰垣というそうです。信州の山並みを竹で表現した目を見張るような見事な作品です。工房の壁面にあしらわれていた垣をながめながら山ノ内湯田中温泉郷「よろづや」さんにあるという雄大な作品も拝見させていただきたいと思いました。7月7日、星に願いをするならば、この方のように人の心に響く仕事ができる人になりたい。
それにしても、竹の世界、広い、広い。奥が深い。まだまだ入り口でうろうろしているだけなのです。
パチン、パチン、庭師さんのハサミの音が聞こえる美しい庭園で強い日差しをさけようと裏手にまわろうとしたら緑の中に屋根付きの袖垣がひとつ。風雪を感じさせる落ち着いた色目に心なごみます。
青竹色に塗装した花台に赤茶色の花かごが映えています。花を一輪なげいれして玄関なんかに飾るとそれだけで涼風がふくような心地よさです。
ややっ?ショッピングセンターで見かけた竹の林。そういえば、もうすぐ七夕。七夕、天の川…学生時代、九州に向かう竹を満載したトラックの助手席の窓から見た満天の空を思いだしました。
とても涼しげな白竹で作られた脱衣かごです。長さが約47センチのサイズですが、材料の竹のことがあってこのくらいが最大の大きさです。衣類をいれるというだけでなく、存在そのものに優美さを感じられる一品。
古い民家を改造した、そのイタリアンレストランは黒を基調としたシックな造り。土間からあがったところには昔から使っていた囲炉裏があり古そうな自在かぎ越しに洋酒が並んだカウンターとバーテンダーさん。年代を感じさせる太く重厚な梁のならんだ部屋に座ると、庭に見える青々とした涼しげな竹がお店の雰囲気をさらに心地よく安らげる空間にしてくれています。