ビックリ~!はじめて見た方が腰をぬかしました。それもそのはず、こんな超特大サイズの竹皮草履はまずありません。なんでこんな草履を…?実はこれ、とあるテレビ制作会社さんからの依頼で特別に製作したもの。なんでも時代劇の一場面で使うための小道具とのこと。実はいままでも映画なんかの小道具も作らせて頂いたこともあるのですが、今回のような注文は自分たちでもはじめて、あまりの大きさに改めて笑ってしまうほどなのです。
テレビでニュース番組を見ていたらアナウンサーの後ろの壁に竹が埋め込まれていました。その時の竹は煤竹といって昔の囲炉裏であぶされた年代物の竹ですが、先日見かけたお座敷での竹のあしらいは虎竹。何を隠そうここの先代さんが安和の虎竹の里のご出身の方なのです。「竹の間」で故郷に思いをよせていたのでしょうか。
ここは広々とした何となく心地よい空間、食事もとても美味しくいただけます。窓の外からは遠く土佐湾までみわたせる絶好のロケーション。新しくできた県立病院の食堂に来ています。ふと床を見ると普通のフローリングではなくて材質は何と竹。節が独特の雰囲気をかもしだす21世紀の素材なのです。
竹垣は庭の間仕切りやワンポイント、目隠しなどに使うものですが大きなものは幅が数メートルにもなります。そんな長いサイズの竹垣でも施工時に継いで仕上げられるようにパーツ、パーツで梱包して発送しています。重量的にもかなりあるもの、ドライバーさんお疲れ様です。
床下の湿気は家にいろいろな悪い影響を与えるということで特にここ数年、床下調湿に関心のある方が増えてきました。竹炭なら湿気の多い時には吸い込み、乾燥してきたら湿気をはき出すという自然な調整をしてくれます。床下に竹炭を敷くなんて人生のうちに何度もあることではありませんから施主さんがご自分でされる場合もあります。暮らしている家の床下に一面の床下調湿竹炭...考えただけでなんとも癒された気分になってきます。
地元のカマボコ会社さんが虎竹を使った「竹蒸し」という商品を開発しています。カマボコはシコシコ、ほんのりと竹の香りがして土佐ならではの素材の一品です。全日空の機内食にも採用された美味しさなのです。
杉皮を何枚も重ねてつくった屋根はかなりの重量で持ち上げて設置するのに一苦労です。門セット、焼き板木戸、建仁寺垣と庭と駐車スペースを仕切るこだわりのしつらい。完成した時のお客様のお顔がほころびます。
今年の新竹で作った虎竹のうるし箸ができあがりました。こだわりのホテルオーベルジュのレストランで使用されていて、そこで初めて使って細身で軽くて持ちやすいと驚かれるお客様も多いのです。
陽暉楼(得月楼)というと映画でご存じの方も多いかと思います。歴史のある料亭ですが、ここで名物の盆梅を拝見させていただきました。見事な梅にみとれます、仕切りにしている竹も年期がはいっていい味でした。
先月トラックで運ばれてきた青々としたマダケは「湯ぬき」作業をして天日干ししていると美しい白竹に変身します。太さ別に選り分けてそれぞれ決められた本数に束ねて出荷準備です。虎竹だけでなくて注文より白竹も材料として全国へ送られていくのです。
うちの古い職人さんが耳かきするのに手近なものを…と探して釘の頭で耳かきをしているのを見たことがあります。先日見かけた横から見るとTの字になった耳かきもなかなか使い勝手がいいとの事、これは木製ですが竹でもいいものができそうです。
今年は少し筍の早いようです。先日とても美味しい筍をいただきました、食べ方は色々あるようですが定番ともいえる木の芽あえは最高です。豚肉と一緒に煮込んだものなど大きな鍋で沢山つくっておいて1週間くらい平気で食べていた記憶があります。最後のほうは卵とじにして丼~♪ヨダレ出てきました…。ところで虎竹の筍は食べますか?そんな質問をよくいただきます。虎竹は淡竹(ハチク)の仲間ですから実はとても美味しいそうです。だけどさすがに虎竹は食べたことはないのです。
今回の窯のできも上々のようです、美しい銀色に輝く竹炭が次々に取り出されてきます。え?炭だから黒いのでは...?いえいえ高温でしっかり焼き上げられた竹炭は銀色に光り輝いているのです。ご飯に入れたり、飲料水を美味しくしたりする最高級の竹炭です。
全国から起業家スピリットあふれる皆さんの集うドリームゲートの四国大会が高松で開催されました。最終選考に残った7社様のプランはどれも素晴らしい可能性を感じさせるモノばかりでチャンレンジ精神に感激しました。地場ならではの特産品を全国に売り出したいという熱い思いのななみ屋さんが選ばれて全国大会に進むことになりましたが是非活躍してもらいたいです。
広島から木製品を扱われているウッドプロのみなさんが虎竹の里を訪ねてきてくださいました。この地域でしか生育しない虎斑竹には、同じ山の素材という事もあり皆さん関心をもっていただいたようです。虎竹の事、もっともっと、ずっとずっと、そんな思いを新たにしています。
竹の花なんていうと「幻のあの花か…!」といわれる方もおられるかも知れません。なんせ竹の花が咲くのは60年に一度とも120年に一度とも言われているからです。ちなみに花が咲くと根でつながっいる竹は全て枯れてしまい新しい世代交代になっていくのです。竹はイネ科と聞いて不思議でしたが、竹の花を初めてみて納得、本当にイネの穂そのものなんです。まあ、その話はおいときまして、竹の花のように見えるのは割竹を天日干ししているところです。え?花には見えない、、、。
大浴場で朝風呂に入っていて「この雪駄カッコイイねぇ~」とほめられた、ちょいワル雪駄。車のタイヤを使った底部分は重たいものの、本当にしっかりしていて滑らず頼りになるので最近の出張はついついコレを履いてしまうのです。
はじめて訪れたホテルで見つけました。本当にうれしくて思わずパチリ。廊下のコーナーでオブジェとしてあしらわれているのが、少し小さくて見づらいですが虎竹の里から虎竹なのです。全国のあちこちでこうやって出会うことのある虎竹里の子供たち…ささやかではあるかも知れませんが皆さまのお役にたてているという事が幸せです。ありがとうございます。
実際使い込んでいるとこんないい感じになってくるのも竹ざるの魅力です。
都会の暮らしの中ではあまり使われることがなくなった竹ざるですが、まだまだ毎日の暮らしに役立っているものもあります。昨日できあがった竹ざるも実際に干しざるとして使われるのにご注文いただいたものです。
四国の山奥で作られているたかきびを使ったホウキです。無骨な作りながら、頑丈にしっかりした作りで長く使えそうな実用性と素朴な持ち味で不思議な存在感を感じさせてくれます。こんなイイ物がまだあるんだ…もうあまり作る方もおられないというホウキを手にしながら思っています。
竹は一年でも寒い時期にしか伐採しません。だから冬から春にかけては新竹の季節。竹虎の工場には青々とした新入りたちが続々と誕生しているのです。毎年生えてわずか3ヶ月で親竹と同じ大きさに育つ竹ですが、3年たたないと色も悪くて製品に使える竹にはなりません。そして、工場で加工された後もその色目は時間とともに落ち着いてきて、だんだんと深みのある虎竹本来の色にかわってきて見る人を楽しませてくれることができるのです。人の成長と重なってしまいます。
竹炭を焼く土窯からモクモクとあがる煙。この煙を冷やして竹酢液ができるのですが一口に竹酢液といっても分かってだけでも約300種類以上の成分が含まれています。ただ、煙の温度が80℃より低いと有効成分がほとんど含まれず逆に150℃を越えるとベンズピレンやクレゾールといった有害物質が含まれる恐れがあるので排煙口の温度で80~150℃の温度帯でしか採取しないようにしているなど安全面にも気をくばって作られているこだわりの竹酢液なのです。