雑誌Hanako掲載

7b3b6ea2.jpg雑誌Hanakoの「手仕事の国、日本の美しい道具。」でずっと愛せる雑貨セレクションに掲載していただいたのはメゴ笹洗濯かご。昔は銭湯にいくと脱衣場にあったようなかごですが、使い勝手のよさ、デザインの面白さが最近人気なのです。ボクも洗面所で脱衣かごとして使っていますが毎日の暮らしにすっかり馴染んでいます。職人さんが一人しかおられず、材料をとる方もいないので本当にわずかしか制作されず、3年間は商品がなかった時期もあり話しでしか聞いた事のない「幻のかご」と言われていメゴ笹洗濯かご、ご紹介できるうちは続けていきたいと思っています。

エビラ

c305caac.jpgエビラっていうと怪獣の名前かなんかみたいですが、このあたりでは昔から干し大根作ったり、お芋をほしたりするのに使われてきた道具なのです。遠くから来られたお客様は「どうやって使うのですか?」「商品かざる什器ですか?」なんていって珍しがられる地域性のある商品です。

矯め直し

f2cff1db.jpg入荷した新竹は、それぞれのサイズに切断されガスバーナーであぶって製竹されていきます。曲がりのある竹はガスバーナーであぶられた熱をそのまま利用して矯め木とよばれる道具で真っ直ぐにしていくのです。虎竹縁台枝折り戸の柱なども一本一本この作業をしているお陰で綺麗な仕上がりの商品にすることができます。

黒竹の回廊

c7d5add0.jpg渋谷駅をおりて坂道をのぼっていきます。慣れない人混みに一息つこうと立ち止まったビルで目にとまった竹の回廊。気をつけていると意外に多い竹のあしらいに大都会に暮らすひとたちも知らず知らず癒されていたり、心地よかったりしているではないでしょうか。どうやって取り付けてあるのだろう?竹の色落ち具合は?などと色々気になりますが、こういう竹が実は竹虎からお届けさせていただいた竹だったりするので楽しいのです。

野冊

9be4153b.jpg世界的な植物学者の牧野博士が虎斑竹の命名の父というのは前にお話しました。高知のご出身という事もあり高知市内の五台山にはすばらしい植物園があるのですが、昨年の11月にこの牧野植物園で見せていただいた野冊を参考に新商品を作ってみました。野冊とは植物採取の際に植物が傷まないように挟んで大切に運ぶための道具ですが、基本的に山間部を持ち歩く道具のため丈夫さが要求されます。

異空間の珈琲

f97fc246.jpg四万十川に出張する途中でいつも立ち寄る老舗の喫茶店があるのです。最近はあまり来る機会がないものだから1年半ぶりくらい…ツタのからまるドアを開けて店内に入ると深く、濃い豆の薫り。壁や天井や柱に焙煎の煙がしみついて店内すべて珈琲色になっているのです。一歩足を踏み入れたら異空間という日常を忘れられる大切な場所、裸電球のやさしい灯りと焙煎する煙で時を忘れたいところですが残念ながら時間がなくて一杯飲んで腰をあげようとして柱に目が留まりました。孟宗竹を四角に育てた図面竹、やっぱり珈琲色でした。

いい香りに誘われて

c478ab67.jpg東京で慣れない電車にのって道に迷いながらたどり着いた1軒のベーグル専門店イーストリーグトベールさん。手でこねる、形をととのえる、煮る、焼く、想像以上に人の手によるハンドメイドの工程が多いのでビックリ、まさに職人の世界なのです。食品という竹とは随分違うジャンルては言っても同じ手作りの現場は心地いい緊張感と新しいものを生み出す喜びにあふれているように感じました。

竹炭パン

d4b34504.jpgパンといえば、ちょっと変わった黒い竹炭パン。微粉末の竹炭パウダーをまぜこんで焼いています。大手コンビニでも竹炭入りサンドウィッチを売り出したり、炭入りの真っ黒いどら焼きがデパ地下で話題だったり昨年は色々と見かける事のおおかった食べる竹炭。ボクも体内に悪いものがタップリ?みたいなのでデドックス狙って竹炭豆、竹炭寒天、竹炭飴、竹炭煎餅...アレコレ食べています。

朝の香り

dd651f05.jpgご飯が炊きたての朝の香りは何か幸せな気分になってきますが、パンが焼ける香りというのもなかなかいいものです。最近はご家庭でも手軽にパンが焼けるようになってきたそう、ほんの少しゆとりを感じてもらえるような竹のバターナイフでお出かけ前の忙しい時間にちょっとひと息。

赤フン男

2daf4bdb.jpg年始早々、赤フンにはまいりました。実は今年の年賀状の舞台は26年ぶりのオキナワ。万座毛という象の鼻みたいな岩をずっと覚えていて高校時代に立って写真を撮った同じ場所で写真を撮ったのです。同じポーズでボクより何倍もインパクトのある年賀状を送ってきた赤フン男は沖縄マイスターの中西さん。どうして同じ場所で、同じポーズなのか?それは、ボクの写真を撮ってくれた本人だから...。中西さんは沖縄をこよなく愛し、なんでも知っている博士のような人、沖縄旅行が10倍楽しくなる凄い方なのです。今度行ったら又案内してほしい!でも、その前に来年の年賀状は負けない!

お正月料理に銀の皿

f5d4cc39.jpg高温の土窯で硬く焼き上げられた竹炭は、自然な節やねじりが面白く銀色に輝く肌つやが美しい、おめでたい席にぴったりの盛り皿となりました。おせち料理を一際美味しそうに見せてくれる、やさしい存在感でテーブルを囲む人達をなごませてくれる、新年早々うれしい銀の皿です。