竹虎の工場の一角に同じ太さ、同じ長さで色合いも揃った虎竹がたくさん置かれています。実は虎竹縁台の材料なんですが一見なんてことのないこれらの竹も実は冬場の竹の仕入れシーズンに使えそうな材料をノコで切って特別に保管しているのです。普通に考えたら1本の竹から何本でも同じような材料がとれそうですが、強度や仕上がりを考えて根元に近い身の厚い部分しか使用しませんので1本の竹から1つの材料しか取っていません、ですから1台の縁台を作るのには最低2本の同じ頃合いの虎竹が必要です。日本唯一の虎斑竹を使った縁台を本物の竹縁台と呼んでいるのはこんな小さなこだわりの積み重ねで出来ているからなんです。
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