一昔前まで軒先や路地裏で見られた夏の風物詩。打ち水した夏の夕刻には、蚊取り線香とウチワ片手にこんな竹縁台で将棋に興じる大人達がいました。今では見られない懐かしい光景が、日本唯一の虎斑竹(とらふたけ)で作られた竹縁台で蘇ります...。で、いよいよシーズンの虎竹縁台を製造しようと言うわけですが竹虎の場合、製造といいますのは、まず素材からはじまります。トラックに満載した竹が工場に入ってきました、すべての製品はまずここから。虎竹なんて日本のどこにもないから当然といえば当然のことですが、こうやって自分たちのつくる製品の材料を取るところからはじまるのです。山に生えている竹林と工場、そしてお客様がひとつの線で結ばれているのを感じる瞬間でもあります。
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