ボクは小さい頃、温泉好きの祖父に連れられ仕事がてらの旅行で全国あちこちの温泉に行ったようです。記憶がなかったり忘れていたりする事も多いのですが、大きなお風呂にたっぷりのお湯、もうもうと立ちこめる湯気とかけ湯の音...不思議と鮮明によみがえったりします。
メゴ笹洗濯かごもそんな温泉場の遠い記憶の中にしまってあったもののひとつでしょうか、はじめて見たのに懐かしい気持ちでいっぱいなりました。でも、実はこのカゴを初めて手にする事ができたのは竹虎入社して3年も経ってから。話には聞くものの作る事のできる職人さんがいなくなりずっと欠品で「幻のかご」と言われて実物を見ることはできずにいたんです。だから、最近になって腕のいいメゴ笹職人さんに出会ってから古き良き時代をしのぶ逸品をこうして少しづつでもご紹介できるようになり本当に感謝しているのです。
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