また奇跡が起こった!驚愕の竹四ツ目編み素地の技

一閑張り素地、竹四ツ目編


「なんだ、これは...!?」これだから、竹の仕事はやめられない。はじめて、この竹四ツ目編文庫を見た時には鳥肌がたって、しばらくは声も出せなかったほどだ。一目で分かる事がいくつかあったが、とにかく凄腕の職人技に、出会えた幸せに心から感謝した。


一閑張り素地、竹四ツ目編


編み上がったばかりなら青々としていても不思議ではない竹肌が、このような飴色に変わっているから随分と前の作品だ。しかも、仕上げの加工がされていない。手に取ると、竹節の部分に曲がりを防止するために焼きを入れる焼き留めがされている。これは一閑張りの素地だ!小躍りしたくなった(笑)。


一閑張り素地、竹四ツ目編


竹ヒゴのあしらいは、じっくり見てもやはり素晴らしい。この辺りの真竹は、祖父の頃から品質が高いと音に聞こえていた、その竹の表皮を丁寧に薄く薄く剥いだ「磨き」と呼ばれる技法で仕上げている。磨き細工は、紫外線にあたるほど色合いが変化する。真っ暗な倉庫の中に、しっかりと箱に入れられていたので、製作年代はもっと古いと思われるのに経年変色は少し浅めだ。


一閑張り素地、竹四ツ目編


何より驚くのは、四ツ目文庫の蓋を開けた時だ。持った時の質感から入れ子になっているとは思ったけれど、その内側の文庫が、外側の竹枠にピタリとはまっているので惚れ惚れした。何という竹の技だろうか。なるほど、これだけの職人技が埋もれてしまっているのは惜しい、ボクがここに引き寄せられた理由が分かった気がする。


この職人の方には、お会いした事もないけれど、思いを引き継いで一閑張り文庫として完成させ、世に出さねば。そればかり考えながら虎竹の里に帰ってきた。





国産の竹串製造に挑戦 Taking on the challenge of manufacturing Japanese bamboo skewers

国産あなご串


普段、皆様が身近に目にする竹串をはじめとする竹製品の多くは海外生産に移行している。時代の流れと言うか、価格競争や大量生産が求められる中で、日本の竹を使い国内で製造する竹串は、コスト面でのハードルが高く、既に市場から姿を消して久しい。


しかし、創業以来、地元にしか成育しない虎竹を生産し続けてきた竹虎だ、日本の竹への愛着や思いは誰にも負けない。そこで、わざわざ海外製ならいくらでも安価にあるような竹串や竹楊枝、竹割箸の国内製造に挑戦している。まるで、ドン・キホーテかと思うことがある(街中にある大型店舗ではありません)。


Many of the bamboo products you see around you, including the bamboo skewers, are being produced overseas. In the current climate of price competition and mass production, bamboo skewers made in Japan using Japanese bamboo are too expensive to manufacture, and have long since disappeared from the market.


However, Taketora has been producing Tiger Bamboo, which only grows locally, since its founding, and its love and affection for Japanese bamboo is unmatched. That's why we are challenging ourselves to manufacture bamboo skewers, bamboo toothpicks, and disposable bamboo chopsticks domestically, even though they are cheaply available overseas. Sometimes I feel like I'm Don Quixote.


国産竹楊枝


ボクは、いつも日本の竹は世界一だと言ってきた。国内に2人しかいない世界竹大使としても、世界の竹を見てきて、やはりそう思う。日本の竹には、気候や土壌に恵まれた環境で育まれた独自の特徴がある。その、しなやかさや美しい表面、手にしたときの感触や強さは、海外産の竹とは一線を画している。これこそが、日本の竹で作る竹串の真価だと信じている。


現在、竹串、竹楊枝、竹割箸の需要は飲食業界や家庭用品に広がっているけれど、安価な海外製品に押され、日本産の竹製品を選ぶ方は、安心・安全にこだわる方か、余程の変わり者だけかも知れない(笑)。


I have always said that Japanese bamboo is the best in the world. As one of only two World Bamboo Ambassadors in Japan, I have seen bamboo from all over the world and I think so too. Japanese bamboo has its own unique characteristics, which are cultivated in an environment blessed with a favorable climate and soil. Its flexibility, beautiful surface, feel when you hold it, and strength set it apart from bamboo produced overseas. I believe that this is the true value of bamboo skewers made from Japanese bamboo.


Currently, the demand for bamboo skewers, bamboo toothpicks, and disposable bamboo chopsticks is spreading to the food and beverage industry and household products, but those who choose Japanese bamboo products, pushed aside by cheap overseas products, may be only those who are particular about safety and security, or very eccentric people.


国産焼鳥串


国内製造は、コストが高いことは間違いないが、その背景には品質への妥協はなく、地域の竹への想いがある。日本の竹を使用し、一本一本丁寧に製造することで、海外製品にはない価値をお届できると思っている。それは、単に竹製品のクオリティという事だけでなく、日本の里山の景観、そこに生活する職人など、竹そのものだけではない。


継承されてきた竹文化を次世代に繋ぐ使命感を持って、大袈裟に言えば伝統と革新を融合させるプロジェクトだと考えている。竹という素材の可能性を広げながら、どこまで環境にも優しい持続可能な日本のものづくりのお手伝いが出来るか分からないが、限界までやり続けていく。


There is no doubt that domestic production is expensive, but behind it there is no compromise on quality and a passion for the local bamboo. I believe that by using Japanese bamboo and manufacturing each piece carefully, we can deliver value that overseas products do not have. It is not just about the quality of the bamboo products, but also the bamboo itself, such as the scenery of Japanese Satoyama and the craftsmen who live there.


With a sense of mission to connect the inherited bamboo culture to the next generation, I think of this project as fusing tradition and innovation, to put it dramatically. I don't know how far I can help environmentally friendly and sustainable Japanese manufacturing while expanding the possibilities of bamboo as a material, but I will continue to do my best.



続・これは修理できるのか?壊れた古い竹魚籠

手直し魚籠


一体どうなってしまうのか?本当に手直しできるのか?と本気で心配していた竹魚籠修理が完了した。あの壊れてしまっていた本体編みや、底編みが、本当に信じられないくらい綺麗に編み込まれて修理されている。完全に死んでいた竹に、新たな生命が宿ったと言っても全然大袈裟ではない。本当に生まれ変わったような出来栄えに大満足している、やはり熟練の竹職人は素晴らしい。


修理魚籠


特に今回良かったのは、古くなり渋く経年変色している竹ヒゴに、虎竹模様が上手くマッチしている事だ。竹ヒゴを継いで編み足しているのが、実に自然な感じに仕上がっている。よくよく注意して見たら、虎竹特有の色合いが見て取れて格好がいい。


完成竹魚籠


口巻も新しい竹で巻き上げている。白い竹肌が、これから年月を重ねていく中で深い色目に変わっていくの楽しんでいただきたい。


竹魚籠


実は、この魚籠は早速お客様のお手元に届けさせて頂いている。美しい出来あがりを、少しでも早くご覧頂きたかったのだが、受け取ったお客様からこんなご感想をいただいた。


竹虎四代目(山岸義浩)、古い魚籠


箱を開けて驚きました。とても丁寧に心を込めて修理をしていただき、感激しております。本当にありがとうございました。私は、若い頃から西洋のフライフィッシングをやっているのですが、愛用している竿は数十年前にアメリカの竿師がトンキン竹で制作した素晴らしいロッドたちです。そのような訳で、私も竹の魅力に惚れ、その恩恵にあずかる1人でして、このたびのご縁をとても嬉しく思っております。春になったら、また魚籠を腰に提げ、竹竿を手に渓流釣りを楽しみたいと思います。
(お客様からのご感想)


手直しした魚籠が活躍する季節、春を待つ楽しみが又ひとつ増えました(笑)。





これは修理できるのか?壊れた古い竹魚籠

古い魚籠


加工性の高い竹は、手直ししながら長くご愛用いただけるのが、最高に素晴らしい点のひとつだ。いくら丈夫で堅牢な竹細工であっても、好きな籠ほど毎日使うので、十年、二十年と手元に置いているうちに、どうしても傷んでしまうことがある。そこで修理が必要となるのだが、昔と違って竹職人も少なくなり、壊れた籠の修理にはお困りの方も多いようだ。そこで、竹虎が一肌脱ごうと立ち上がり、全国各地の竹籠修理に取り組んでいる。


竹魚籠


籠を作った本人がいれば、簡単に直してもらうこともできるかもしれない。ところが、古い竹製品は誰がどこで編んだものなのか分からないものがほとんどだ。現役の職人さんたちは、他の竹人が作ったものは、手間ばかりかかってしまう割に実入りも少ないので、案外触りたがらない。


壊れた魚籠


いやいや、しかし、この竹魚籠は、普通の竹細工師のみならず、自分たちでも手に取るのを躊躇してしまいそうな壊れようだ。本体編みの大きな穴もそうだが、特に底編みはすっかり抜け落ちた形になって、向こうが見えてしまっているのだ。


魚籠


口巻だってひどい状態だ。元々は若くて柔らかな竹を選び、表皮を薄く剥いだ竹ヒゴで、きつく巻かれていたはずなのだが、見る影がない。これは巻き直ししかないだろう。こんな感じで、ちょっと見には絶望的にも思える魚籠が、どのように修理されるのか?明日の30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」をお楽しみに(笑)。



【失敗談】もう二度としない!竹炭アイマスク

竹炭アイマスク


高知は島国四国にあるので、県外に車で出かける場合、橋を渡るか、それともフェリーに乗って行く事がある。先日も、移動でフェリーに乗る機会があったのだが、事件はそこで起こった!?


長距離を運転してきたので、船内で少しでも休もうと思い横になった。週末だったせいか、いつもよりお客様が多くて混みあっているようだ。ワイワイと話し声が聞こえて来るので、ちょっと気になった。そこで少しでも快適に寝られるようにと、愛用の竹炭アイマスクをかける事にしたのだ。これは、たまに使っているのだが、割と寝心地がいいし、竹炭の遠赤外線効果と、やわらかいフィット感が相まって、リラックスできる。


フェリーで竹炭アイマスクを使う


そんなこんなで、フェリーの出航とともにアイマスクを装着、いつの間にやらグッスリと眠ってしまっていたようだ。ところが、ハタと気が付いて目を覚ましてみると、 「あれ?人がいない...?」。老夫婦の方や、家族連れのお客様も沢山座っていたのに、ゴロ寝の二等客室は静まりかえっているのだ。


竹炭アイマスク


まさかっ!と思って、急いで荷物をまとめて下の車両甲板に降りてみると...何!乗用車はじめ、大型トレーラーも沢山載っていたはずなのに、全ての車が出てしまって、広々とした中にボクの車だけがポツリと残されているではないか。いやいや、驚きました(笑)


竹炭アイマスク


目的の港に到着した時の館内放送や音楽にも気づかず、本当に熟睡してしまっていたのです。まさに「竹炭アイマスクの威力恐るべし!」だった。それにしても、乗組員の方の姿もないけれど、船員さんも呆れてそのまま放置されていたのだろうか?あまりに、見事に寝てしまい、取り残されているので可笑しくなって笑えるほどだ。


しかし、これが船だからよかった。電車や新幹線なら、眠ったまま一体どこまで行くか分からない。飛行機か、船か、目的地でしっかり停車する乗り物以外では使わないと決めた竹炭アイマスクだ。



お一人様にオススメしたいスズ竹丸籠で癒しの暮らし

スズ竹丸籠


忙しい毎日に、ちょっとした癒しと上質さをプラスされないだろうか?今ではレアな素材となったスズ竹で丁寧に編まれた六ツ目丸籠は、お一人様に特におすすめのアイテムだ。その魅力を、ぜひご紹介してみたい。この丸籠は、小振りなサイズ感が特長だ。お一人分の食器を洗うにしても、果物や野菜の水切りに使ったりしても、ちょっとした小物入れとしても便利。キッチンやリビングの隅に置くだけで、自然素材ならではの温かみが感じられて嬉しくなる。


スズ竹丸籠


軽量で持ち運びも簡単というものイイ。スズ竹は、東北地方などの寒冷地で育つ、細いけれど粘りとしなりのある竹で、手に取るとその滑らかな手触りに驚くことだと思う。細やかで美しい伝統的な六ツ目編みは、職人の技術の結晶。その自然な風合いが、使うたびに心を癒してくれそう。


スズ竹丸籠


日々の暮らしを大切にされたい、そんな方ににも、このスズ竹丸籠をお使いいただきたい。お気に入りの果物を盛るだけでも、テーブルが華やかに。日常の中で「ちょっといいもの」を取り入れることで、暮らしの質がぐっと上がるのだ。


スズ竹丸籠


スズ竹丸籠は、持続可能な天然素材で作られたエコ素材だ。日本で昔から愛用されてきた安全な素材は、環境にも優しい。伝統技術を守るという意味でも、この籠をお使いされる事には意味がある。


スズ竹丸籠


自然素材の温もりと、落ち着いた定番のデザインは、現代の暮らしのに融合して誰かのライフスタイルを上質にするに違いないと思って笑みがこぼれてます(笑)。



竹炭パウダーのデトックス効果、日々の疲れや不調を軽くできるなら

国産竹炭パウダー


自然の力で健康と美容をサポートする「竹炭パウダー」。このたび、新春特別無料プレゼントとして300名様限定でキャンペーンを開始をしたら、案外と好評で今確認したら残りはあと79個となっている。竹虎の竹炭パウダーは、四国産の孟宗竹を使用し、竹炭専用に改良した昔ながらの土窯でじっくり高温焼成させたものだ。その竹炭を、15ミクロンの微粉末に加工し食品添加用として現在様々な用途にお使いいただいている。


竹炭パウダーは、無味無臭であるため普段の食品に気軽に取り入れることができるのが良い点だ。一般の方なら、パンやケーキ、クッキーなどの焼き菓子に加えれば、真っ黒なスイーツが出来上がるし、うどんやラーメンなどの麺類に練り込まれている店舗様がある。竹虎では、もっと手軽にコーヒーなどの飲み物に溶かして飲用するのを習慣にしている社員もいる。


竹炭には、天然ミネラルが豊富に含まれており、カルシウムや鉄分などを補給できるほか、腸内の老廃物を吸着して体外へ排出するデトックス効果が期待されている。これにより、腸内環境を整え、便秘改善などに役立ったとのお声も多く頂戴しているのだ。少しづつではあるものの、成長が早い竹は環境にも優しく持続可能な資源として見直されている。地元の豊かな竹資源を活用した竹炭が、多くの方の健康的な暮らしに役立ち、また活用されればと思っている。


初めての方は、無料お試しできるので是非こちらから
→ 先着300名様限定無料プレゼント!四国産孟宗竹使用、無味無臭のお試し竹炭パウダー(15ミクロン)10g



生野祥雲斎展が生誕120年・没後50年で大分県立美術館(OPAM)で開催中

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現在、大分県立美術館(OPAM)で生誕120年・没後50年企画として開催されている、生野祥雲斎展で思い出した竹花籠がある。父の知り合いだった竹工芸士の方が大切に持たれていたもので、そう言えば確か生野祥雲斎の作だと聞いた事があった。


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お借りして写真を撮らせていただいた時に確認してみると銘も入っていなかったが、若かりし頃の作品だという事だった。


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はじめて竹の世界で人間国宝となった生野祥雲斎さんは、どれだけ日本の竹職人に勇気を与えてくれただろう。それだけでも功績は大きいと思う。


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「竹は竹林にある時が一番美しい」そんな竹への想いがあった同氏の籠だからだろうか、全体から醸し出される雰囲気や、竹のあしらいは目を見張るものがある。


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こんな籠にしてもらえたのだ、竹の方も喜んでいる。



亀甲竹一輪挿し【訳ありアウトレットSALE】の理由

アウトレット亀甲竹一輪挿し


亀甲竹とは、まさに亀の甲羅のような形に竹の稈が変形した非常にユニークな竹だ。元々は孟宗竹の変異したものが固定化したものだが、これも土壌や気候によるのか、虎竹が虎竹の里以外では見られないように、成育地域から移し替えると育たない場合がある。あ、いやいや、生命力の強い竹なので育たない事はないのだけれど、虎竹の模様が付かないのと同様に、亀甲竹の場合は特徴であるコブが段々となくなっていくから面白い。


アウトレット亀甲竹一輪挿し


さて、そんな亀甲竹は形状の特異性から、様々な竹器や室内装飾に取り入れられてきた。昭和の時代には、お花を習う方も多かったので亀甲竹の一輪挿しなども沢山製造されていたが、すべて自然の意匠だから当然同じものはふたつとない。


アウトレット亀甲竹一輪挿し


特徴のある脹らみのる竹もあれば、普通の円柱形のものもある、そして太さまバラバラだ。


亀甲竹一輪挿し


そこで、色々な形やサイズがある事を知って頂いた上で、お客様にご紹介させて頂くようにした。


亀甲竹一輪挿し


当社おまかせになるので、どんな竹をお届けできるかはお楽しみだけど、モノによったら半額になっているものまである。それでも、お使いいただける方の手元にあった方が竹たちも幸せというものだ。



アトピーと冬の肌着、乾燥肌のスキンケア

アトピーの症状


この30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」の昨年11月23日の記事でアトピーと冬の肌着と竹炭石鹸で、化学繊維のインナーについて書かせて頂いた。南国育ちでボクのような寒さに弱い方には、ヒートインナーは冬になくてはならないモノだと思う。しかし、温かい反面、皮膚の水分を吸って発熱する仕組みなので皮膚が乾き過ぎてしまい肌が敏感になってしまうから、アトピー体質の方は注意が必要だ。


特に、肌が慣れてなかったせいだろうか?寒さに我慢できなくなって着始めるタイミングがボクの場合には症状がひどくなる。今回は、パンツも着用しだしたので足もこのような感じになってしまった(見苦しくて申し訳ございません)。そこで、この冬は、化学繊維のヒートインナーから綿素材の下着に替えてみた。


すると、少しづつ肌の痒みが少しおさまってきたようだ。綿素材も吸湿発熱という点では同じだけれど、化学繊維と比べて肌の油分を過剰に吸収することが無くて肌にやさしい素材なのだ。帯電しにくく、冬の定番パチパチの静電気が起こりにくいのも良い。朝晩の冷え込みが厳しい中、温かさは少し劣るかもしれないが、肌への負担が少ないことは、ボクにとっては何より有難いと思っている。


竹炭窯


しかし、下着を変えただけで完全に症状がなくなるわけではなく、少しでも肌を癒やすために取り入れて頂きたいのが、竹酢液を入れたお風呂だ。竹酢液は竹炭を焼き上げる時にでる煙を冷やして採取したもので、3±0.5と酸性で殺菌力が強くて、昔から色々な使われ方をしてきた。湯船にキャップ4~5杯ほど入れて入浴剤として使うと、独特のスモーキーな香りに癒され、湯冷めしにくくなる。


竹炭排煙


スキンケアに気を使われる方は、関心があるかと思うけれど、薪のお風呂を思い出して懐かしいと非常に好まれる方がいる一方、竹酢液の香りが、どうしてもダメな方もいる。好き嫌いがハッキリ分かれるものなので、最初は小さい150mlのお試しサイズ(約4回分)をお求めされるのがオススメだ。


国産竹酢液


竹炭石鹸、綿の下着と竹酢液のお風呂、それらを組み合わせることで、かなり肌の状態も落ち着いてきたように思う。ただ、竹酢液にしても過信は禁物で、薬ではないので皮膚科でもらったステロイドなども適度に使いながら併用するのが一番だ。ボクも経験があるけれど、痒みは簡単に考えていたら、普通の生活ができなくなるぼど酷くなる事もあるのだ。肌トラブルに悩んでいる方が少しでも快適に冬を過ごせますように願っています。